夢か現か

何でもない日常の手記.そして遺言書.

日記

今日は何もしなかった.強いて何かをしたと言うなら,呼吸をして居た.

ただ,それでも焦燥感や虚無感は比較的伴わなかった方だ.

 「焦らなくて良い.生きていれば何とかなる」

私より八年は長く生きている彼女はトーンの一定した声色で語り掛けた.

そう,生きていれば何とかなる.

この人を見ているとそんな気がする.

きっと私は,大事な人生の先輩と出会ったんだ.