夢か現か

何でもない日常の手記.そして遺言書.

タイトル

そうだ、俺はね、それの良し悪しはともかく勘違いされるのが嫌なんだ。

そういう拘りを持って居る。だからこのブログについて勘違いされそうだなと思った事を書いて置くとね。上の方にアフィめいた物があるけど、あれは俺が設定した物じゃない。だからはてなブログ側に収益が行く奴なんだと思う。

第一総合view200以下の話題性も無視したただの日記みたいなこんな糞ブログで収益なんて出ないよ。

I will surely love 9

貴女と同じ空気が吸いたくて七つ星の煙を燻らす.焼け付く感覚に酔いながら,色恋を知らぬ少女がいっぱしの女に成るまでの十年近くを想う.僕はその苦悩を身近で感じる事はできなかったが,それでもきっと似たような痛みを想起する.往年の物語を見聞きすれば,嗚呼,この人はきっと同類だと感ぜざるを得ない.きっと鈍感な貴方はそれが何なのか気付かず儘に大人に成った.

 

「十代は神聖な物だから私は君を食えないよ.穢したく無いんだ」

「10代ってそんなに綺麗な物かな?」

 

少なくとも僕は,10代を神聖な儘全うするよりも,汚れてしまった方が良いと思うんだ.前に流行った曲でもドブネズミみたいに美しくなりたい*1って言って居ただろ?多少汚れて居る方が魂の光は耀きを増すと思うんだ.それに,これは人間を辞めるお薬の様な物では無く,寧ろ人間らしさを取り戻す儀式だ.お互いが付けた傷が,お互いが汚した顔が,それくらいの泥臭さが,人間としての美しさだと僕は思うよ.

 

「10代と20代で何か変わったの?」

「二十代に成ってからは,あの頃の痛みを思い出せなく成った」

 

貴女はその苦悩を青き果実の美しさだと思うのだろう.苦いからこそ,若さだと.熟れた大衆の嘯く正しさを腐って居ると思ったのだろう.普通には慣れないと気付いた時に,私は青い儘熟す果実だと,初めから違う種だったのだと,きっと思ったのだろう.痛みすら忘れた体に青い儘残った傷をなぞり,感傷に浸る.

 

「痛みは無くても良くない?取り返しの付かない過ちや致命傷を負わなければ,

そんな物に頼らなくとも大丈夫な気がする」

「そんなにセックスしたい?」 

 

端々に溢れ出す思春を感じ取って居たのだろう.まあ,今更下心を隠すつもりも毛頭無い.僕もしたい.貴女はこれを不純な感情だと思う様な人では無いだろう.これは純情だ.それはきっと貴女も判って居る.その上で何度でも言いたい.貴女が本来なら嫌いな約束をした様に,僕は本来なら忌み嫌う責任を負うつもりで居る.貴女が弱き人であろう事は何となく察しが付いて居る.その弱さにすら惹かれたんだ.

 

「あの時.何で僕をフォローしたの?」

「同じ匂いがした.それまで恋愛感情とかは判らなかったけど,

私はこの人を好きになるなって」

 

人が偶然を運命だと感じる様な浪漫チックな展開と言う物は案外身近にある事らしく,蛮族の蔓延る荒野でたった一つの青い果実を拾い当てた.そんなセレンディピティの洗礼が今度こそ流離いの激動に終止符を打てば良いと願う.三度目の正直だ.今度こそは失敗しない......いや,失敗しても立て直せる.互いが方角西南9で繋がって居たと知った瞬間に僕はそんな希望的観測を抱かずには居られなかった.

 

「此れが最初で最後に成ると良いな」

「その為に頭を使ってやって行く」

 

僕は人の言う愛という物を増大した好意を体裁良く美化した程度の物としか思わない.彼らの言う愛してるは所詮,御都合主義のエゴイズムだ.それは時に相手を雁字搦めにし,苦しめる.相手の幸福の為なら手を引いても良い,己が身を傷つけても良い,そんな類の感情や決意では無い.だから僕は,(少なくとも僕の納得する定義の)愛を抱ける人間は中々居ないと思う.僕も例外では無いと思って居た.だけど,きっと,きっと,きっと......僕は本当の意味で貴女を愛して了うだろう*2

 

 

 

 

*1:リンダリンダ/THE BLUE HEARTS

*2:愛に気をつけてね

ゆらり

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音楽を流しながらビール瓶片手に宵に染まった横浜を闊歩する.傍らには色彩鮮やかな毛髪の友人が何処かぼやけた様な眼を向けている.「俺エモい気分なんだ」そう言って得も言われぬエモーショナルスポットを求め彷徨さまよう.歩き慣れた都市に非日常を見つけるその瞬間を待ち遠しく思いながら,ああでも無いこうでも無いと小道に逸れて行く.如何どうして僕らは何でも無い日常に満足できないのか.そんな事を考えても詮無いから,結局僕らは時空間を浪費して新たな座標へと進まなければ成らない.そんな日常を耐えきる為にも,ゆらり,のらりくらりと徘徊するんだ.

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僕らの形

何かは今は伏せさせて貰うが,僕たちは奇想天外の発想を以て出会う前に約束を交わした.きっとこの話を他人にしたら盲目な馬鹿の思い付きだと訝しがられるに違いない.長くは続かないと思われて了うだろう.だけど,僕たちに一般論は中々通じない.僕らは僕らの形で,頭を使い,時には体を酷使し,時には逃げ惑い乍も,約束を果たそう.みんなで幸せに成ろう.

三年後,それまでに僕はできるだけ成長したいと思う.

日記

今日は何もしなかった.強いて何かをしたと言うなら,呼吸をして居た.

ただ,それでも焦燥感や虚無感は比較的伴わなかった方だ.

 「焦らなくて良い.生きていれば何とかなる」

私より八年は長く生きている彼女はトーンの一定した声色で語り掛けた.

そう,生きていれば何とかなる.

この人を見ているとそんな気がする.

きっと私は,大事な人生の先輩と出会ったんだ.

 

時間は移ろう虚ろの輪廻

もしも僕らの生は壊れたカセットテープ見たいにただ同じストーリーを繰り返すだけだったらどうしようか.そんな事に苛まれる今日この頃.永劫回帰だとか輪廻転生だとか,反芻したりグルグル廻ったり,如何にも原始的な発想だよね.

一応逃げ道はあるっぽいけど,どうにもこうにも狭い道らしくてさ,気が滅入るよ.

 例えば僕らの生に意味があるとして,それが何なのか考えてそれらしい答えを思いついても,結局生きてる内に答え合わせなんてできないんだ.だから,僕たちはただ生きるしか無い.とりあえず生を全うして,その先に意味が付いて来ればラッキー.

そうやって移ろう時間の波に乗って,どこかに行き着ければ僥倖だ.

たとえそれが虚ろだったとしてもね.